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リフォーム:健康で長生きできそうな家作り

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『エアコンのいらない家』⇒日射について⇒冬を旨とすべし

                

 東日本大震災以降、省エネ節電が言われるようになり山田浩幸氏による『エアコンのいらない家』が刊行され、ちょっと話題になりました。リフォームではエアコンがいらない家を作るのは難しいですが、参考になることもたくさんありますから、いくらかを紹介させてもらいます。

                

 しかし、今年(2016年)の夏は猛暑でNHKが放送した将来の予想では40°を超えるような暑さになるらしく、将来においては『エアコンのいらない家』はできそうにもありませんが、それでもできるだけエアコンを使わない省エネの家はできます。

                

 「エアコンのいらない家」の仕組みは、夏は効率的に日差しをさえぎり、風を呼び込み、湿気をにがす。冬は太陽の熱を取り込んで室内を暖かくする。ということになりますが、前提条件があり、高断熱高気密で窓は高性能ガラスが必要となります

                

 過去の日本では家創りは「夏を旨とすべし」でしたが、建築技術が発達した現在は、夏より冬を基準に考えたほうがよく、「冬を旨とすべし」に変わっています。日本は四季がはっきりしていて夏は相当暑く、冬は相当に寒く、地球温暖化が進んでも夏と冬両方ともに高度な対処が必要になります。

                

 今回は【日照対策】を紹介いたします。

                

エアコンのいらない家より抜粋

                

日照時間を確保したエアコンのいらない家 エアコンのいらない家に基づいて建てられた家

                

 日照時間の少ない金沢市で、冬の太陽を最も効率よく室内に取り込む方法を追求しました。その成果は、ちょっと変わった屋根と窓の形に結実しています。夏の日差しは入れずに、冬の日差しだけを取り込む、屋根の最適な角度と長さを綿密に計算した労作です。

南面の軒や庇は出し過ぎない

 昔の家は夏の日差しを避けるために軒の出を大きく取った家が多くありましたが、冬の太陽を取り込むためには軒や庇は出し過ぎないようにしましょう。



軒は出しすぎないイラスト

南面の軒や庇は出し過ぎない
南面の窓で重要なのが軒や庇の出寸法です。夏の日差カットを目的に大きく出し過ぎると、大切な冬の日差しが取り込めなくなってしまいます。
 新築で建てられている家では軒の出を大きくした家はほとんど見かけなくなりましたが、これは日差しのことを考慮したというよりデザイン上、予算の都合上、軒の出寸法が短くなったと思われます。



庇は出しすぎないイラスト

庇の最適寸法
庇の出寸法は「開口面の高さ×0.3」が目安ですこれは夏至(6月22日ごろ)の前後1ヶ月半の日射をカットする寸法です。庇だけでは切れない8~9月中旬の日差しは、スダレやヨシズなどを併用して対策とします。窓が大きければ大きいほど夏の日差しカットが大切になります。
 庇をつけている家は最近はほとんどなくなりましたが、日差しカットには有効です。現代の家に合うようにデザインを工夫してつければ夏の日差しがカットできます。

東西の窓も冬を基準に

 「夏の西日を避けるためには、なるべく西面の窓は小さいほうがよい。」これは一理ありますがしかし、東西の窓も南の窓と同様冬の日差しを取り込むという発想で取り付けるとよいのです。



スダレ、ヨシズのイラスト

東西の窓にはスダレが必須
そもそも東西面は南面に比べて太陽の高度が低くなるため、どんなに軒や庇を出しても朝夕の日差しは室内に差し込みます。スダレやヨシズ、高性能のガラスがなければ日差しカットはできません。これは必須の対策です。



東西の窓もできるだけ南に

東西のまども可能ならできるだけ南に
夏の対策はOK。では冬は?10~3月の寒い時期に東西の窓から日差しを取り込むには、なるべく日が入りやすい位置に窓を設けることです。まあ!出来るだけ南側ということです。



窓は東西と南北で使い分けのイラスト

窓の性能は東西と南北で使い分け
南面=高断熱タイプ
遮熱性能が高いと夏の日射カットには有効ですが、南面から取り込みたい冬の日差しまでカットしてしまうので高断熱タイプ

東西面=遮熱高断熱タイプ
軒や庇だけでは防ぎ切れない強烈な夏の日差しは遮熱高断熱タイプでカットします。(ヨシズがあればなおよし)東西面は冬に日差しの入る時間が少ないので遮熱タイプでも影響ありません。

北面=高断熱タイプ
年間を党通してほとんど日が当たらない北面は高断熱タイプで十分です。