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屋内移動・・・廊下の住環境整備

廊下は、寝室や居間などの居室と浴室、トイレなどの生活に不可欠な部屋をつなぐ通路です。高齢者や障害者にとっては、廊下を自由に移動できるかどうかは、屋内の生活動作そのものの利便性に大きな影響を与える


長年住み続けてきた住宅であっても、加齢による運動機能の低下に伴い、出入り口のわずかな段差でつまずきやすくなったり、車いす移動になった場合には、通行幅員の制限から移動が困難になることがある。移動方法に考慮して、廊下の幅員とともに廊下に面した開口幅員にも配慮が必要である。


廊下の幅員だけでなく出入り口の段差を解消し、建具の開口幅員や戸の形状などにも配慮が必要

廊下の住環境整備の留意点・・・廊下の有効幅員

①伝い歩きの場合

手すりを設置する必要があるが、廊下幅員は通常の750~780mm程度の特に問題はない。



②介助歩行の場合

介助者は、本人の斜め後方に立ってからだを横に半身ずらして、本人のからだを支え、前方を確認しながら歩行する歩行する場合が多い。したがって、廊下の有効幅員は、1.5人分の幅を必要とする。なお、通常の通行幅員があれば、最低限の介助歩行は可能です。



③車いすを使用する場合

高齢者や障害者が使用している車いすの全幅、自走用で620~630mm程度、介助用で530~570mm程度である。在来木造の910mmモジュールの場合、廊下の有効幅員は最大で780mmとなる。廊下を直進するのであれば、それぞれの車いすの全幅に100~150mmを加えた程度の廊下幅で通行できるため、この廊下幅で問題ない。

しかし、廊下を直角に曲がったり、居室への出入りの際には、車いすの向きを回転させなければならず、出入り口の有効幅員が十分でない場合には、この廊下幅では通行が困難となる。廊下を直角に曲がるためには自走用車いすの場合、廊下の有効幅員は、最低でも850~900mm必要である。これだけの通行幅員を確保するためには、壁芯ー芯距離で1,000mm以上必要であり、新築や増築の際の対応が必要である。既存住宅の場合には、各室出入り口の開口幅員の拡張が現実的な整備方法である。



手すりの取付

廊下に取付る手すりは、移動だけでなく、出入り口横の壁面に取り付けて床段差や敷居段差を昇降しやすくしたり、バランスを保つ場合にも用いられる。また、すりつけ板の設置と組み合わせても良い。



幅木の設置

車いす使用の場合は、出入り口付近での車いすの切り返しで、フットサポートや駆動輪車軸が壁面や開口部の戸枠周辺を傷つける。これを防ぐために幅木を取付る。通常の幅木の幅は60~80mm程度であるが、壁面や戸枠を守るためには幅木を数枚張り上げて設置し「車いすあたり」とする必要がある。「車いすあたり」の設置高さは、実際に住宅内で用いる車いすのフットサポートや駆動輪車軸の高さを測って決定するが通常350mm程度である。

車いす対応の廊下の幅木のイラスト



照明への配慮

廊下の照明は、居室と比較して一般的に照度が低く、常時点灯しているわけではない。しかし、加齢に伴い就寝後のトイレに行く回数が増えることや明るい所から暗がりに入って目が慣れるまでに時間がかかることなどを考慮すると、安全に移動できるように適度な明るさが必要である。

そのため、照明のスイッチは、全点灯、中点灯(夜間の常用)、消灯の段階スイッチを備えた照明器具などで、照度調整ができるものがよい。暗がりでスイッチを手探りしなくてすむように、明かり付きスイッチを採用する。また、足元がはっきり認識できるように、足元灯を出入り口付近や寝室出入り口からトイレまでの動線の要所に設置するとよい。

JISでは、階段・廊下については推奨照度を50ルクスとしている。したがって高齢者に対する照度はこれと同等以上とする。